「人生の分岐点は、いつでしたか?」
「今だと感じています。
子ども二人が成長し、逆にに助けてくれるようになり、母を見送った今、
自分のことをもう一回好きにやっていい時期が来た。
覚悟をもって仕事をして、一歩前に出てのびのびと楽しみながら、思う存分演じることを取り組んでいきたい。
若い頃から思っていることは、いちばんなくなったら困るものは、情熱。
眠っているときもあるけど、何かきっかけを与えられると目を覚ますもの。
今、そのタイミングにドラマの出演依頼が来た。
70代の青春物語みたいにいろいろな出会いがあって少しずつ成長していく主人公・一橋桐子。
(演じていて)自分の分身みたいに感じた。
私もウドの大木と言われていたぐらい不器用だったけど、
いろいろな出会いがあって、引っ込み思案の少女が女優になった。
75才だったり80才のすてきな女性を演じながら
「あらっ、いいわね」と思って。
ここからエンジンをかけようとしているの。
若い時と違って、マイペースでゆっくりドライブな感じで。
何があっても 『 いいんじゃなーい』」
NHK『ニュースLIVE!ゆう5時』のインタビュー2022.10.5 抜粋
このインタビューを見ていた時、ほんわかムードがスタジオいっぱいに広がっていたように感じました。
松坂慶子さん、おいくつになってもステキです。
松坂さんのように歳を重ねていけたら最高だろうな、と思った次第です。
松坂慶子 プロフィール
- 本名 高内慶子(たかうちけいこ)
- 生年月日 1952年7月20日
- 出身地 東京都大田区
- 身長 162cm
- 血液型 A型
- 職業 女優、歌手、司会者、タレント
- 活動期間 1967年~
- 配偶者 高内春彦(ジャズギタリスト)
- 所属 モマオフィス
韓国人の父と日本人の母のもとに誕生。7歳年下の弟がいるそうです。
「イングリッド・バーグマンのような綺麗な女性になってほしい」という両親の思いから、習い事をいくつもしていたとのこと。
小学2年より「くるみ芸術学園」に入り、歌唱科、ピアノ科、児童舞踊科を受講。
中学2年で「劇団ひまわり」に入団。
翌年1967年、『忍者ハットリくん+忍者怪獣ジッポウ』でテレビ初出演。
高校時代にスカウトされ、大映で本格的に映画デビュー。
清純派女優としてさまざまな作品に出演するようになります。
TBSドラマ『水中花』でバニーガール姿に
1978年映画『事件』で清純派女優から、完全脱皮。
なんと初めてヌードを披露。
同映画は、その年の日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞しました。
翌年、映画『配達されない三通の手紙』でも体当たりの演技をし、トップ女優に躍り出た、松坂慶子さん。
その年のTBSドラマ『水中花』でヒロイン・梨絵役を熱演。
このドラマは、作家・五木寛之さんが、ヒロインを松坂慶子と決めて書き進められた作品といわれています。
その主題歌も五木寛之さんが作詞して、松坂さんに歌わせるように提案されようです。
大ヒットした「愛の水中花」です。
これも愛 あれも愛
たぶん愛 きっと愛 ♪
というフレーズの歌。
当時、子供でしたが、ドキドキしながら見ていたのを覚えています。
『ザ・ベストテン』や『夜のヒットスタジオ』で歌う彼女に魅了されました。
ボリュームのあるウエービィヘアに黒い衣装で、ときには網タイツのバニーガールのような姿で妖艶に歌う松坂さん。
都会の大人女子そのものに映りました。
かっこよかった~~。
2000年、CMで ‘大根を持った主婦’ コミカルなキャラクターで新境地
2000年東京電話のCMで、大根を持った主婦をコミカルに演じ、茶目っ気のあるおばさん(?)役も増えていきます。
体つきもぽっちゃりさんになってきて、親近感がわきます。
時代劇でのキリッとした役、かわいいおばあちゃん役など、シチュエーションに応じた演技ができる稀有な女優さんではないでしょうか。
映画であれ、ドラマであれ、松坂慶子さんが出てるなら見ようと思われる方もたくさんいると思います。
NHK土曜ドラマ【一橋桐子の犯罪日記】に出演
一橋桐子を松阪慶子さんが演じます。
天涯孤独の独居老人・一橋桐子。
テレビで見たある逮捕者の
「世の中に未練はなかった。刑務所に入りたくてやった」
という供述に心奪われた桐子。
そして、終の棲家を刑務所に設定する。
「できるだけ人に迷惑をかけずに捕まる道」
「長く刑務所に入っていられる犯罪」を探し始める・・・・ムショ活です。
出演者も豪華。
- 岩田剛典
- 長澤樹
- 片桐はいり
- 宇崎竜童
- 木村多江
- 由紀さおり
- 草刈正雄
土曜夜10時、楽しみですね。
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